参加 小林保雄総師範、吉川五郎六段
高城道場:山口秀之弐段、中原哲郎弐段、吉長旺帥初段、松平和子4級、金子清文4級、金子優子4級、松平直之
小林道場:泉智太郎四段、松岡宏美参段
行程:
一日目(5月17日)
東京(羽田空港)12:40 出発 → 台北(松山空港)15:05 到着
*今回の合宿は、合気道高城道場合宿として企画しました。昨年同様、台湾合気道から招待されて行かれる小林保雄師範に同行することになっていたので、合気道小林道場関係の道場からも参加申し込みがあり、全員で13名のパーティとなりました。しかし、残念ながら当初行く予定だった伊従さんが盲腸のため、急遽行けなくなり、実際には12名でした。

*松山空港に着くと、呂承榮先生が他の台北合気道の方々と迎えにいらしていました。とても、嬉しかったです。私たちは、空港からタクシーで「三徳飯店」に行き、そのレストランで行われたウェルカムパーティに参加しました。このウェルカムパーティには、昨年同様多くの先生方が30名ほど参加されていました。





*食後、歩いて15分ほどの夜市に行きました。夜店が並ぶ台北名物の夜市も今回は初めての方もいました。日本のお祭りの時のような夜市を散策することができました。
二日目(5月18日) 九份観光・小林保雄総師範講習会
【九份観光】水湳洞・金瓜石・九份
*ホテルでの朝食後、呂承榮先生と林宜璇さんがホテルまで迎えに来てくれて、バスで九份に向かいました。




*「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとして有名な九份ですが、霧の中の九份もなかなか幻想的で良かったです。山の中なので、坂が多いところにお店が並んでいて、そこをしばらく散策しました。いろいろなお土産やさんがあるなかで、千と千尋の映画に出てくる「湯婆場」のモデルの建物のそばに、昔は映画館だった「昇平戲院」があり、その中を見た後にみんなで記念撮影しました。この通りに日本の昔の映画を知らせるのぼりがありましたが、それに山口百恵と三浦友和の写真が入っていました。確かに昔ですが、私にはちょっと昔という概念が違うのではないかと思いました。



*気持ちのいい散策もちょうどお昼頃に「九份茶坊」に到着し、お茶をいただきました。台湾でのお茶のいただき方は、ゆっくりのんびりと2時間から3時間ほどかけて、お話などをするそうです。ここの経営者は日本人の女性で、詳しく説明してくださいました。この茶坊の下に陶工坊や藝術館などがあり、そこも特別に見学させていただきました。そして、実際にお茶をいただいたのは、さらにその下の景色の良いところにある水心月茶坊でした。とても、気持ちの良い空間で、本来ならお茶だけなのですが、お腹を空かせた方のために、家庭料理のいくつかの定食を用意されているとのことで、ほとんどの方はここでお食事もいただきました。ヘルシーでとても美味しかったです。

*日本統治時代の様子を知ることのできる「黄金博物館」(金瓜石)とその周辺を散策しました。日本式の特殊な建物の「四連棟」を見学したり、砂金採りと坑道に入る体験に参加したりしました。金を運ぶのに使っていたトロッコも展示されていました。たくさん歩きましたが、楽しかったです。

*バスに少し乗り、水湳洞に行きました。「十三層遺跡」は、日本人によって建てられた製錬所です。昔は段々に13層あったのだそうですが、今は最上部のみ原型を留めています。「黄金瀑布」は、黄金色の岩石の上を透明な渓流が幾筋にも渡って広がっていて、もっとゆっくり見たかったところでした。
【小林保雄総師範講習会】「Y17」



*今回台湾合気道の国際部長として、私たちの合宿を全面的にお世話をしてくださった呂先生が、いつも教えている道場、台北Y17で小林保雄総師範の講習会が行われました。広めの道場ですが、50人ほどの参加で道場はいっぱいになっていました。中学生くらいの方も多かったです。小林先生は小さな子たちに教える時、初心者に教える時はとても優しいです。ニコニコ顔で技の雛形を行ってくださいました。坂西師範も稽古に参加してくれました。矢野さんとマカオ道場の方々も全員参加でした。日本からはもちろん全員参加しました。台湾は暑いですが、稽古にも夢中になり、かなり汗をかきました。
稽古終了後に全員で記念撮影しました。
懇親会 「台北小館」

*Y17から歩いていける場所で、懇親会が行われました。ここでは日本の宴会でよくみられるような鍋の料理などで、とても美味しくいただきました。台湾ビールが主でしたが、パイナップルビールというのもありました。高城道場が台湾合宿を開催するのは、今年で3年連続になります。Y17の道場生にも顔見知りの方が多くなりました。この合宿の後、呂先生と道場生3名が日本に来日することになっています。その方たちともいっしょに飲みました。
三日目(5月19日)102年青年盃合気道演武大会(台北市南港運動中心)
【101年青年盃合気道演武大会】
*この日も雨は降らず、良かったです。午後1時頃から演武大会は始まりました。参加団体ごとにプラカードを持って整列し、式典は始まりました。


日本人演武の動画

小林保雄総師範演武

高城寛子六段演武

坂西昇一師範演武
吉川五郎師範演武
有段者演武
泉 智太郎 四段
松岡 宏美 参段
中原 哲郎 弐段
山口 秀之 弐段
吉長 旺帥 初段
【さよならパーティ】「海霸王餐廳」



*小林先生が挨拶されて、さよならパーティは始まりました。宴会が始まると、毎年のことですが、台湾合気道の重鎮でもカラオケはお好きな方が多いようで、早速マイクを持って歌っていました。新竹の洪先生にもお会いできて良かったです。来年は、高城道場も10周年を迎えます。呂先生と洪先生にもぜひいらしていただきたいと思い、お誘いすると、お二人とも喜んで参加して下さると即答をいただきました。楽しい歓談で、とてもにぎやかでした。
四日目(5月20日)
【足裏マッサージ】「6星集足體養身會館」

*呂先生のお弟子さんで陳正峯さんという方が足裏マッサージ店をやっているということで、希望者は早朝に予約して行きました。。お疲れ気味の皆様も元気が出てきたようでした。
【圓山大飯店】


*私が五十嵐道場の台湾合宿に参加したのは、1984年の正月です。その時に、勤めていた代官山保育園の保護者で台湾出身の方がいました。ちょうど、その時期に台湾に里帰りするということで、自由時間に待ち合わせして、台北市内を案内してもらいました。その時は、圓山大飯店と故宮博物館に連れて行ってもらったのですが、その当時は、今、赤絨毯が引いてあるところが全て大理石となっていて、あまりの素晴らしさに圧倒されたので、今回はどうしても行きたかったところでした。30年の時は経っていても、その荘厳さは失われず、そのダイナミックな建物にみんなも圧倒されていました。

*お昼は、参加者の中で「小籠包」が食べたいという希望がありましたので、昼食は台北市内にある呂先生お薦めのお店に行きましたが、とても人気があるところなので、待ち時間が40分以上でした。そこで、同行してくださっていた林さんが知っている、もう一つの美味しい小籠包が食べられるお店に行き、それ以外の食事も頼んで、みんなで美味しくいただきました。
*時間はギリギリになり、急いでタクシーで戻ると、小林先生は古くから合気道をされている台湾のお仲間といっしょにホテルのロビーでお待ちになっていました。小林先生、すみませんでした。今回お世話になった協進会の方々とは違う団体ということですが、台湾の合気道もいろいろあるのだと思いました。合気道は「和」の武道なので、考え方ややり方がいろいろ違っても、合気道を愛する仲間として、みんないっしょにできるといいと思いました。
そして、空港に向かいました。高城道場3回目の台湾合宿も終了です。天気予報では、全て雨だったので、大変心配な天候でしたが、私たちが台湾に滞在している間はほとんど雨は降りませんでした。空港に着くと、まるでそれを待っていたかのように、空港の外は雨が降っていました。私個人としても台湾は切っても切れない縁があると思います。
今回は今までで一番多くの参加がありました。皆様、合宿は楽しめたでしょうか。そして、お疲れ様でした。また、お会いできる日を楽しみにしています。皆様、ありがとうございました。
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